7月9日(土)~7月17日(日)HISAI芸術家の住む町プロジェクト2022、
小鷹拓郎「超能力と不透明な共同体」の作品上演と関連展示が行われました。
HISAI芸術家の住む町プロジェクトとは、2021年より津市久居アルスプラザで開催しているアーティスト・イン・レジデンスプログラムです。
県外からアーティストを公募により招聘し、津市に滞在して制作活動を実施します。アーティストは滞在期間中、その町に住む人々や場所と密接に関わりながら、地域に根差したアート作品の創造に取り組みます。
今回選定されたアーティストは映画監督でもある小鷹拓郎氏。綿密な地域リサーチから始める彼はモキュメンタリーと呼ばれる映像作品を制作します。モキュメンタリーとは映画やテレビ番組のジャンルの1つで、フィクションをドキュメンタリー映像のように見せかけて演出する表現手法です。小鷹氏はこういった手法を取り入れ、SFチックでユニークな作品を制作しています。
今回は津市内でも久居地域と大門地域に焦点を当て、地域の方々に出演などのご協力をいただきながら作品を制作しました。
完成した映像作品は「テレパシーが使えない男」というタイトルで7月9日(土)にアルスプラザアートスペースで初上演を実施しました。
テレパシーで町おこしをする架空の都市を舞台に、市民の中で唯一テレパシーが使えない男性に焦点を当てたフィクション作品です。
撮影は全て津市内で実施され、アルスプラザ館内でも行われました。
また、上演については中日新聞でも大きく取り上げられました。
なお、期間中はアルスプラザギャラリーにて上映作品の世界をより深く体験できる関連展示も公開しました。
本企画は来年度も実施予定です。
次回のアーティストはどんな作品を制作してくれるのか、どうぞご期待ください。
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